【ケガの治る期間】傷の治る過程(画像)

子供なら1度や2度は思いっきり転んでケガする事は想定できます。
大人だって油断して思いっきりコケてケガすることもあります。

アラフォーの管理人、自転車にスカートが巻き込まれてブザマに転んでしまいました(T_T)

ケガをすること自体ショックな事ですが、治るまでの処置や痛みを思うと憂鬱になるものです。もうすっかり新陳代謝の鈍くなったアラフォーな大人の場合、ケガはいったいどれくらいの期間で治るのでしょうか?また早く治る方法はあるのでしょうか?
【ケガ・擦り傷・出血】したときのお風呂の入り方(画像閲覧注意)

こちらでは
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【ケガの治る期間】傷の治る過程(画像)
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【ケガの治る期間】傷の治る過程(画像)


ケガ当日、湿潤パットがなかったので通常の軟膏と絆創膏で手当て
 

ケガにはいろんな種類があります
     
    切創(切りキズ)~切った傷の深さにより縫合処置も必要になる
    擦過傷(すりキズ)~転ぶ、こするなどで出来るが傷が皮膚のどこまで達したかで治り方が変わる
    挫創、挫滅創~ぶつけて出来る傷。損傷が高度なことが特徴。
    刺創(刺しキズ)~傷口が小さくても深さにより重症度が変わるのが特徴
    咬創(咬みキズ)~ヒトや動物に咬まれた後に生じる創傷。雑菌の感染回避が優先

損傷は大まかには皮膚のどの部分(深さ)にまで及んだのかによって傷の治り方が異なります。
※咬創(咬みキズ)は感染症対策重要視。
日常に起こりやすい、転んでできる(すり傷)などが真皮までのキズなら次のようになります。

■けが直後/炎症反応期
皮膚が傷つき、血液が傷のところで、固まり血が止まります。
この時のケガの状態や痛みが4,5日続きます。
・浸出液で組織が腫れる(腫脹)
・毛細管の拡張で赤くなる(発赤)
・組織反応で熱を生じる(発熱)
・末梢神経への刺激で痛みを感じる(疼痛)

足の甲ケガ当日


足の甲ケガ2日目絆創膏交換


足の甲ケガ2日目水道水で洗浄後


足の甲ケガ2日目応急湿潤テープ
小さい湿潤療法のテープだと、浸透液が漏れてくるのでケガをカバーしきれません。傷よりも大きめの絆創膏を使用した方が良いです。
  
最初の5日間くらいは痛みで不安になる
湿潤療法をしていると、冷静にケガの反応を感じ取ることが出来ます。
まず浸出液は結構たっぷり出てきて、傷をしっかり潤してくれます。湿潤療法の絆創膏のCMでは「痛くない!」とは言いますがやはりケガの部位に多少は痛みや浮腫み、発熱しているような気もします。
この反応に「バイ菌でも入ったでは?」と少々不安になりますが、この見極めは傷だけが痛いか?体調全般具合が悪いか?で判断するようです。
  

■24~48時間後・5-8日後/増殖期(肉芽形成期)

湿潤療法では思った以上に浸透液が出るので絆創膏は大きめを用意した方が良いです。

細胞が増殖を開始しケガの修復皮膚を作ろうとする上皮化(じょうひか)が始まります。この時出る浸出液は皮膚を再生しようとする成分です。好中球やマクロファージが集まり、傷ついて死んだ細胞や細菌を貪食し、除去。繊維芽細胞など自己増殖のサイクルが構成されコラーゲンを主体とした肉芽(にくげ)組織が欠損部を埋めていきます。浸出液の量は、最初の数日間は多いのですが、約5日経過すると適正な量に減少してきて、10日程度で乾燥します。

足の甲ケガ5日目湿潤療法


足の甲ケガ5日目湿潤療法絆創膏交換

 
足の甲ケガ5日目その2


足の甲ケガ7日目
浸出液がグンと少なくなり、絆創膏の中でカサブタになってる感じです。

  

■10-15日後 安定期
肉芽組織が瘢痕組織へと変化し、表皮細胞が集まり傷口を覆って乾燥したピンク色の新しい皮膚が出現してきます。この頃になると浸出液が少なくなるので湿潤療法の絆創膏から市販の傷用パッドに切り替えます。

足の甲ケガ10日目
湿潤療法の絆創膏を取る時にカサブタになった部分も半分ほどはがれてしまいました。新しいピンク色の皮膚が出来ていて、ここまで来たら普通の絆創膏に切り替えます。


足の甲ケガ11日目
普通の絆創膏と抗生物質入り軟膏を塗っています。


足の甲ケガ12日目
カサブタがだいぶ取れました


足の甲ケガ13日目


足の甲ケガ15日目

足の甲ケガ16日目

足の甲ケガ17日目

足の甲ケガ18日目

足の甲ケガ20日目

  
■3週間-4カ月後
皮膚の接着が不十分だと皮膚の周囲に発赤、硬化が見られる。

足の甲ケガ22日目
なんとカサブタがほとんど取れた皮膚の一部が白く傷跡が残っていてショックです。

足の甲ケガ24日目

足の甲ケガ35日目
皮膚の強さが正常になるには二週間から三週間かかります。

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足の甲ケガ35日目で左右の足の比較
ケガ初日から比べると傷は消えていますが、やはりケガしていない右足と比較すると皮膚感の違い、ややドス黒く変色しており、ケガをするの傷がない肌の復活というのは難しいようです。


なぜならば、たいてい転ぶとなると肌の表皮(0、2ミリ)と真皮の両方を傷つけてしまうからです。
肌の修復機能は表皮細胞は一生懸命作るのですが、下の組織は作られないので瘢痕(きずあと)組織として残ります。表皮は傷を受ける前とほとんど同じになりますが、肌の土台となる真皮のコラーゲンの配列が不規則なので、表皮を通してみた場合、真皮とは多少違って見えます。 これが「傷跡」です。

とは言え、ケガが日常生活に支障ないくらいに回復するのはアラフォーくらいの年代でも、一般的な擦り傷は1週間~10日程度で快復できます。(少し深い傷の場合は2週間程度)

ケガには気を付けましょう!

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