赤ちゃんの頭の形が悪い!いつまで治る?
実は・・・私の 頭の形は、軽度の「ゼッペキ」です。(><)
こればっかりは、自分の努力で修正できません。
みなさんも、子供のころクラスに何人か・・
「残念な頭の形」をしたお友達がいませんでしたか?
なんとなく可哀そうだったと思います。
その可哀そうなタイプが 「私」・・・。゜(゜´Д`゜)゜。
これから、赤ちゃんが生まれるご家族や生まれて間もない赤ちゃんを育てている方なら・・
我が子が残念な頭の形にならないよう心配だと思います。
そこで今回は、私のように悲しい思いを子供にさせないための「ゼッペキ頭」や「ゆがんだ頭の形」の予防方法と矯正(修正)方法についてお伝えしたいと思います。
赤ちゃんの頭の構造と頭蓋変形の原因
ご存知の通り、生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、まだ、頭蓋骨がくっついていません。
産道を通りやすくするために、頭蓋骨は、いくつかに分かれています。
骨自体もまだ柔らかく、とても柔軟な状態です。
頭の形の変形には、大きく分けて次の3つの分類があります。
短頭症・・・いわゆるゼッペキ
長頭症・・・後ろに長く伸びた形
赤ちゃんの頭の形のゆがみの原因には、先天的なものと、後天的なものがあります。
先天的な原因
今の日本では、妊婦の栄養状態も極めて良いため、赤ちゃんも比較的大きな体格で生まれることが多いようです。
そのため、特に初産の場合、子宮内での空間に制限のある状態といえます。
当然ながら、双子など多産の場合はその制約が強くなり、変形性斜頭へと発展するリスクは高まります。
また、逆子や、分娩に長時間を要する難産の場合、胎児は、産道に圧迫され、細長い頭の状態で生まれるケースが多くなります。
産む際に、吸引抽出される場合、医療器具による変形もあるようです。
後天的な原因
長時間同じ体勢で寝かせることによるものがほとんどの原因です。
生まれて日数が短い赤ちゃんの睡眠時間は長く、自発的に寝返りをうつことは困難な状態です。
そのため、同じ体勢で長時間頭を休ませることになり、頭部の扁平やゆがみを引き起こします。
先天的な要因が出生後の環境に影響され変形が起きる場合もまれにあります。例えば、筋肉斜頸の症状がある場合、首の運動に制限があり、一方方向にしか向けないものであるため一方向での癖づけが、更に変形を助長します。
早産の場合、頭蓋が著しく柔らかい状態であることに加え、発育能力と運動神経コントロールが未熟なため、頭蓋変形を
起こしやすくなります。
退院後も運動神経のコントロールを欠いている場合があります
また、新生児集中治療室(NICU)で長期入院していた赤ちゃんは、チューブなどの医療器具の方向が一定であるなどの理由で、頭蓋は非常に長く狭まった形に変形されます。
先天的・後天的いずれの理由の場合も、一旦変形してしまうと、扁平となった方を下にして寝る方が安定するため、更に同じ向き癖で寝続ける状況を生み出し変形を助長させてしまうことになりがちです。
さらに・・・
向きぐせは、体の骨格のゆがみの原因にもなります。向きぐせがあると、向きぐせ側と反対側の脚を伸ばす体勢をつくり、骨盤をゆがめることにもなります。
頭蓋変形は、大人になってからも、寝る際の頭の向きに影響するため首の神経に悪影響を及ぼすこともあります。
■頭蓋変形の予防と矯正
頭蓋変形をおこさないに越したことはありません。
つまり、予防の意識が大切になるわけです。
そのための方法としては・・
②赤ちゃんは扉方向や光の入る方向に顔を向ける傾向があるため
寝かせる向きを定期的に変える。
③顔の向きを変える方法としては、背中の片側にタオルを
敷くなどをして体を傾けてみる。
④予防用の対策グッズを使う
頭蓋変形の予防グッズとしては「ドーナツ枕」を連想する人が多いと思います。確かに利用した赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんより、極度の変形はなくなる傾向にあるようです。
ただし、頭が枕に入り込んでしまい頭の向きの自由が利かなくなることもあるため、首を左右に動かす運動もさせる必要があるという指摘がありますので、その点は意識すべきです。
最近では「エンジェルキャップ」や、寝る時の「向き癖防止クッション」のような便利なグッズも登場しました。
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頭の形はいつまで治るの?
病院での頭蓋変形への対応は、頭の骨が硬くなる生後7か月~8カ月ぐらいなら重度の変形の場合でも可能とのことです。
さらに、それ以降でも、完治する例も多くありますので、親として、なによりダメなことは「無理だと思って病院に相談しないこと」です。
なにしろ頭蓋骨は女性で20代前半、男性は40代まで成長します。
男性の頭がハゲやすい理由の1つに、40代まで、頭蓋骨が成長するため、表面の皮膚が、風船を膨らませたようにパンパンになり、血行が悪くなるからだともいわれています。
要は、それほど頭蓋骨は変化するとうことであり、適切な処置をすれば、改善の見込みはあるということです。
近年、日本でも矯正に効果の高い「リモルディング・ヘルメット」を採用する医院も登場しました。
私の場合「リモルディング・ヘルメット」までは必要ではなかったかもしれません。
両親には、せめて「ドーナツ枕」の存在を知っていてもらいたかったです。(><)
赤ちゃんの頭の変形は柔らかいうちに対処する