熱中症の【応急処置マニュアル】と【予防法】まとめ
最近の日本の夏は「熱帯地方か!」と思うほどの暑さです。
我が家でも、妻が3年連続でダウンし、救急車を呼ぶ、呼ばないの状態にまでなりました。
そこで、本日は「予備知識」としての、熱中症の応急処置と予防法をまとめてみました。
下記の動画は、熱中症の基礎知識と対処の方法が、とてもよくまとめられていますので、まずはご覧ください。
熱中症になってしまった時の正しい対処法
下記は、病院に行くかどうかの重症度の判断基準です。
熱中症は、危険なレベルを3段階に分類しています。
Ⅰ度が軽度で、Ⅲ度が重症になります。
Ⅰ度
・筋肉の痛み、こむら返り
・汗が止まらない
水分・ミネラル捕球する
体温を下げるために多量の汗をかき、血流が悪くなってめまい筋肉の痛みが生じます。スポーツドリンクで水分補給を
Ⅱ度
・吐き気・嘔吐
・体がだるい・ぐったりする
すみやかに病院で診てもらう
脱水症状が進んだ証拠でより強い症状が現れた事です
吐き気・嘔吐があらわれたら素人判断せず病院へ
Ⅲ度
・身体のけいれん
・呼びかけの反応がおかしい
・足元がおぼつかない5体温が高い
この段階なら「直ちに救急車を呼ぶ」必要があります。
さらに脱水進行し体温調整が働かなくなるので汗が止まり体温が40℃超え意識障害が出たらとても危険な状態です。
一刻も早く119番で通報を!
意識があるかないか?
・ない、又は反応がおかしい場合→119
・ある場合→ 涼しい場所に移動させる→ 熱を逃がし冷やす。
意識はあっても自分で水を飲めるかどうか?
・飲める場合→ スポーツドリンク(経口保水液)
→それでも回復しない→119
・飲めない場合→119
熱中症になりやすい人の特徴
・夏でも体が冷えている人
・寝不足の人
・胃腸が弱い人
・汗をかくのが下手な人
日本の夏は屋外と屋内の温度差やゲリラ豪雨などの温度差で「体温調整するだけ」で体力を消耗します。
そして冷たい食べ物での胃腸不良や熱帯夜での寝不足・疲れなどの体調不良が、いわゆる「夏バテ」状態が熱中症を招くのです。
熱中症にならないためには快適に夏を乗り切る早めの対策が必要です。
熱中症にならないライフスタイル
夏の室温は28℃を目安に
24℃以下だと体が冷え28℃以上になると熱中症のリスクが増します。
ポイントは・・・首の後ろ・二の腕、ヒザの後ろ・足首・お腹・腰などに軽く手のひらをあてて「暖かくて気持ち良い」かったら冷えている証拠です
暑さボケで室内で熱中症の危険
「クーラーは体が冷え過ぎて良くない」とまだまだ信じられていますが上手に使えば体調を維持する強い味方です。
我慢しすぎると体が「暑さボケ」し体力消耗や脱水症状に気づかず熱中症を招く事もあります。
・うちわで首筋・ワキなど熱のこもりやすい場所に風をあてる
・窓にカーテン・すだれ・グリーンガーデン(ゴーヤ、キュウリなど)
・ベランダにスノコを敷いて室内温度の上昇を防ぐ
・1時間に5分外気にあたる
・体の冷えに気づいたら「軽く運動する」「温かい飲み物を飲む」「ひざかけ靴下」などの対策をとる
室内環境
・害虫対策で快適に眠れるようにする
・サラッとした寝具で暑苦しさを軽減する
・毎日30分早い就寝時間にして体内時計整える
入浴
・入浴は就寝2時間前がベスト
車の中
・日陰を選んで駐車する
・換気してから乗り込む
・車内への直射日光をカットする(UVフィルム・サンバイザー・カバーなど)
・運転中もアームカバーなどで皮膚からの水分蒸発を防ぐ
運動
・翌日に疲れを残さないよう休憩しながら楽しむ
・涼しい時間に運動する(早朝・午前中・夕方・風のある日や曇りの日)
・アイシングで体(首すじ・ワキ・太もものつけね)を冷やす
・インドアスポーツを選ぶ
日常生活でも・・・
・少しの時間でも直射日光にあたると体から水分蒸発します。
・出かける時は「日焼け止め」「木陰」を選んで歩く。
・夏バテ防止グッズ(日傘・帽子・サングラスなど)を取り入れる。
予備知識としての、予防対策、応急処置を学んでおく