「糞づまり」ウンチが出ない!痛い!すぐできる緊急解消法
糞づまり・・・なったことがある人にはものすごい痛みと苦しみです。管理人もパニックの主人に怒鳴られながら(ナゼ;)浣腸を買いに走った事があります。
今現在、苦しみながらそこまで出ているのに入口(肛門)でつかえて出てこないで困ってパニックの人もいるでしょう。
根性でムリにいきむと、肛門が裂け切れ痔になることもあります。貧血を起こす人や心臓に負担もかかるかもしれません。
割り箸やペンなど細い物でつっつけば?と思いがちですが、それは大変危険!絶対ダメです。
でもすぐになんとかしなければいけません。
こちらでは
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糞づまりのすぐできる緊急解決法
糞づまりは何科?治療方法は?
糞づまり「便塞栓」になりやすいタイミング
糞づまりの原因「直腸性便秘」
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をご紹介します
糞づまりのすぐできる緊急解決法
・肛門の伸縮ストレッチ、歩く、屈伸
糞づまりを出したり引っ込めたりしながら、肛門を開きやすくするのが狙いです。硬くても適度な大きさの糞づまりならスポっと出る可能性もあります。それでも出ない場合はかなり大きくなっている場合がありますので、肛門をさらに広げるために、室内を歩き回る。屈伸やイスに座ったり立ったりを繰り返し、肛門の緊張をやわらげます。焦らないのがコツです。
・ウォシュレット、シャワーを当てる
ウォシュレットやシャワーでは硬くなった糞づまりは砕く事はできません。
あたたかいお湯で肛門の緊張を和らげる効果と考えたほうが良く、肛門を広げるための前段階と思いましょう。
・指でかき出す「摘便」
「もう待てないほどおなかが痛い、非常事態」の時は摘便しかありません。ただし素人がやるのは直腸を傷つけるリスクもありますので、上手く出来ても念のため病院には行くことをおすすめします。
【糞づまり・摘便のやりかた】 注意:これは医療行為です
〈準備物〉
・医療用ゴム手袋、指サックなければコンドーム
肛門や直腸、大腸を傷つけないためにも必要。薄めの素材の方が指先の感覚がわかるのでおすすめ
・潤滑剤となるゼリー、ローション、軟膏、ワセリン、ベビーオイル、油など
肛門や直腸に負担をかけないために潤滑剤となるものものが必要です。
もし傷つけてしまうと、回復も遅くその後の生活もまた排便に苦労する事になります。下手すると人工肛門になる事故の可能性もあります。冷静な判断が必要です。
①指に潤滑剤をつける
潤滑剤を、利き手の示指に十分に付けます。反対の手で臀部を抑えます。
②ゆっくり指を挿入する
ゆっくり息を吐き、口呼吸します。
肛門に力を入れないようにします。
潤滑剤を付けた指で肛門周囲を軽くマッサージします。
口呼吸とマッサージで肛門部の緊張を緩めます
挿入する指の深さは4㎝まで
口呼吸に合わせ、ゆっくりと指を回転させながら挿入します。
指を回しながら挿入すると、少しずつ肛門を広げられ苦痛を抑えられます。
③便塊を掻き出す
ゆっくり呼吸し肛門に近い便塊を掻き出します。
(一度にたくさん出さない)
指の腹を直腸壁に沿わせながら進めます。手袋についた便はペーパーで拭きながらすると肛門周囲の皮膚を汚さずに済みます。
〈便塊に触れるのに掻き出せない場合〉
・反対の手で下腹部を時計周りにマッサージすると便が肛門付近へ下りやすくなります。
〈便塊が大きい・硬すぎる場合〉
無理をせず、指先で潰してから掻き出します。出血の有無を確認しながら、便塊を全て出します。
指をカギ型のようにしてウンチを引っ掛けて、少しずつでいいので肛門から取り出すようにします。
感覚的に「自力で出せそう」と思えたら摘便は終了です。
あとは自身が便意を催す場合があります。腹部マッサージをしながら自然な排便をします。終了後はお尻をウォシュレット、シャワーなどで清潔にします。
大腸や直腸を指先・爪先で突くと後日大腸や直腸の何とも言えない痛みが残ります。指の腹でゆっくり慎重に行うのが基本です。摘便が癖になると、自律神経が狂い自力でうんこができなくなります。摘便はあくまでも最終手段と覚えておきましょう。
糞づまり病院は何科?治療方法は?
自力ではどうしようもない、恥を忍んで病院に・・・そのときは肛門科になります
近所になければ、消化器内科(要・電話確認)胃腸科 赤ちゃんは小児科 妊婦の方は婦人科
糞づまりの治療方法
一般的な便秘→問診、腹部触診、下剤等の処方
ひどい便秘の場合→上記に加えて、腹部の単純撮影(レントゲン)
処置として→直腸診をして便が肛門近くにあるかどうかを診察→浣腸・摘便をします。
病院での摘便は指を入れて便をかき出したり、摘便用のヘラを使って出したりします。岩のように硬くなった便塊を指など使ってほぐして、少しずつ肛門を傷つけないように注意して便を出していきます。急に大量の便を出すと、血圧が下がって気分が悪くなったり高齢者だと心停止が起こることもあるので、細心の注意を払って便を出します。
糞づまりで救急車を呼んでいいのか?
救急車は自力で行けるならなるべく呼ばないほうが良いですが、血圧があがり貧血で倒れそうになったり、心臓に過度な負担がかかって危険性を感じる。尋常じゃない苦しみようで便秘が悪化している可能性もあります。
どうしたらいいのかわからない不安に思ったら「救急車を呼んだほうがいいのかな?」「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口 #7119 救急相談センターに問い合わせてみましょう。
相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が親切に相談に乗ってくれます。
糞づまりの怖いのは「指が届く範囲には便はなく、その先で詰まる」”糞便性イレウス”「便によって腸閉塞が起こった状態」という重篤なケースです。最悪のケースでは、腸が破裂し便が漏れ出し敗血症などしに直結する病気になりかねません。
糞づまりの末期ともいえるこの場合「摘便」では取り出せないので最悪外科手術、場所が悪ければ人工肛門になります。
たかが糞づまりを「いつか出るさ」と甘く見ないで、すみやかに受診するのがオススメです。
糞づまり「便塞栓」になりやすいタイミング
糞づまりは肛門科では「便塞栓」と呼ばれます。
この「便塞栓」の状態になるのはなぜか休日や夜間に多いと言われています。(そういえば管理人も祝日に浣腸を買いに行ったと記憶)
休日や夜間でリラックスして便意をもよおしたら糞づまり。
「じつはその何日か前から詰まっていたけど、病院に行ける日までガマンしてた」などです。
便の出が悪いのは排泄能力に問題があるということです。気になる人は平時でも一度受診するのも一考です。
糞づまりの原因「直腸性便秘」
糞づまりの現象が起きるのは「直腸性便秘」と言って大腸は通常に機能して、ウンチの出口の直腸が機能障害を起こしている状態です。
・トイレのガマンでくせになった
・残便感、残っているウンチを出さなかった
・老人など筋力の低下
・骨盤底筋の悪化 など
何日か出ない状態でガマンしていると、入口のウンチは水分がなくなり硬く大きくなっていき、腸では新しいウンチが作られますので、出たときは出産並みの壮絶な排泄になります。糞づまりに亀裂が入ると隙間から水便が止まらなくなりますからトイレから離れられなくなります。
その状態で病院に行く時はオムツを当てて来院しましょう。
直腸が弱くなったのが原因です。糞づまりがくせになると痔など他の症状も引き起こします。直腸性便秘の解消が糞づまりを根本的に解決する方法・対策をとりましょう。
肛門は握りこぶしまで広がる
糞づまりでウンチが引っかかって出なくても、肛門は最大「握りこぶし」ぐらいまでは広がる事ができます。
焦らず時間をかけるのが糞づまりを解消する第一歩です。