【便秘】痛いのに出ないストレス「けいれん性便秘」の5つの解消法
緊張するとお腹が痛くなる
お腹が痛くなるのにウンチは出ない
リラックスしている時はウンチが出る
そんな症状がある人はストレスで腸がけいれんする「けいれん性便秘」かもしれません。ひどくなると「過敏性腸症候群 ※下記」になります。
そしてストレスが原因でも、腸に現れる症状によって、下痢になる人・便秘になる人・ガスがたまるなどがこの症状です。
仕事や学校がある日はウンチは出ないけど、休みの日に朝ゆっくり起きてぼーっとコーヒーを飲んでいるともよおしてくる。快便の人にはわからない、週に1,2度しかウンチの出ない寂しさと悩み。
管理人自身20代までずっと便秘で吐いてもなおセンナ茶を飲み続ける経験をしてきて、懐かしく辛い思い出です。
こちらでは
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【便秘】けいれん性便秘の症状と原因
【便秘】けいれん性便秘の5つの解消法
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【便秘】けいれん性便秘の症状と原因
〈けいれん性便秘の症状〉
腸のぜん動運動が「なんらかの理由」で過剰に運動して痙攣状態、腸の異常な動きのために、便秘と下痢を交互にくり返したり、慢性の下痢が続いたり、頑固な便秘、ガスがたまる症状。
・下痢の症状の場合
お腹がキリキリ痛くなり腸のぜん動運動が活発→本来吸収されるはずの水分まで一緒に出してしまい下痢
・便秘の症状の場合
腸が痙攣状態→便の流れがスムーズに行われずお腹が張り便が溜まりやすくなり便秘
そのほか
・残便感がある
・食後にお腹が痛くなる
・細い便、ウサギのようなコロコロした便
・腹痛が頻繁に起こりお腹の張り痛みがある
・ひどい便秘になる
・ガスがたまる
「けいれん性便秘」は悪化すると過敏性腸症候群になります。
過敏性腸症候群とは…過敏性腸症候群の症状は、下痢型、便秘型、下痢と便秘を交互に繰り返す交替型に大きく分けられ慢性化し、ちょっとした刺激にも敏感になり症状が悪化しやすくなる。だが検査では異常がないのに症状がある状態の事。20~30代に多く男性に多く見られるのは、下痢型。便秘型はウサギのようなコロコロ便になる。腸の知覚過敏とも言われる。
〈けいれん性便秘の原因〉
けいれん性便秘はストレスをためやすい人(真面目・神経質・うつ傾向・不規則な生活・ストレス解消がへた)がなりやすいと言われます。
・ストレス
精神的なストレスが自律神経に影響を及ぼし、腸の一部がけいれんを起こし、そこを便が通りにくくなるため、便秘になるのです。
・ホルモンバランスの崩れ
自律神経に影響し、原因になることもあります。
腸は第二の脳・本屋でトイレに行きたくなる現象
「本屋さんに行くと不思議とトイレに行きたくなる」
と聞きますが、これは「腸は第二の脳」と言われる所以を表しているようです。腸にはなんと脳からの指示信号がなくても消化し、腸が自分で判断できる1億個の脳細胞が存在しているのです。また何を食べたかで気分に影響を与えることが確認されてもいます。
本屋さんという空間で本から感じる印象(緊張感もしくは楽しみリラックス)は人それぞれですが何かを感じ取っているからトイレに行きたくなるのでは?とも言われています。
【便秘】けいれん性便秘の5つの解消法
この便秘の最大の原因はストレスです。原因がストレスと知るだけで症状が緩和する人もいますが基本的にはストレスをためない・解消することがこの便秘の根本的な解消方法です。
①〈自律神経の(交感神経と副交感神経)バランスを整える〉
職場・学校での人間関係への対応力・態勢力をつける
仕事などプレッシャーに強くなる
生活習慣の変化を受け入れる などストレスを上手に解消する。
②〈生活習慣〉
たっぷり睡眠をとる
過労をためない・解消する
ゆっくりお風呂に入る
好きな運動を楽しむ
音楽を聴いてリラックス
③〈食事内容〉
基本的にビタミン・たんぱく質・糖質・脂質・ミネラルとバランスよく摂取する
逆にアルコール、カフェインは控えめにした方がよいでしょう
・食物繊維のまちがった取り方を正す
「食物繊維とってるのにおなかが張るだけで出ない」
管理人は便秘型のけいれん性便秘で、とにかく野菜を意識していましたがまちがった食べ方をしていました。
食物繊維の1日の目安は20g前後(個人差あり)です。
必要なのは「不溶性食物繊維+水溶性食物繊維」を合わせて20g前後です。
両方がそろって良い状態のウンチが出るからです。
不溶性はウンチのかさ増し、水溶性はウンチの水分量を左右しますので理想的なウンチをスルッと出したい場合は2種類の食物繊維が必要なのです。
また、食事の欧米化で1日に20gも摂るのが難しいのも事実です。
「野菜中心に…」「糖質制限」と主食であるお米を少なくするのもウンチのかさを増やす事ができません。さけがちな炭水化物(お米やジャガイモ、サツマイモなど)も食べたほうが排便されやすくなります。どうしても気になる人は主食の白米に押し麦や玄米を配合するとグンと食物繊維量が上がり、便秘が改善されやすくなります。
不溶性食物繊維…水に溶けにくい繊維質、水分を保持、便のかさ増し。排便を促す
ごぼう・穀類・玄米・大豆・野菜
※食べ過ぎると逆に便のカサの増えすぎで大腸でつまる原因になります。
水溶性食物繊維…ヌルヌルの粘性、保水性の高さが特徴。糖分の吸収速度をゆるやかにする
かぼちゃ・キャベツ・大根・こんにゃく・海藻類
④〈補助食品〉
水分をこまめにとる…硬い便を柔らかくする効果
オリゴ糖…バナナ、ハチミツ、豆乳、枝豆など
マグネシウム製剤…便を柔らかくする作用(医師に相談)
⑤〈運動〉
運動は腸・お腹に刺激が行く腹筋やウエストひねりが有効です。ランニングやウォーキングは全身運動ですが便秘に直接の効果はあまり期待できません。腹筋を鍛えるように心がけましょう。ストレス解消になるなら他の運動も良いでしょう。
〈NG行為〉
下痢の時
消化の悪い物や冷たい食べ物を避け、負担が軽いものや整腸作用のある食品をとる
『下痢止め』は冷えによる下痢や、けいれん性、過敏性腸症候群は使用可となっていますが、使いすぎにより便秘や善玉菌を殺すなどの副作用があることもわかってきました。むやむに止めてはいけないのも事実なので根本的に症状を改善しましょう。
便秘の時
タンニンのある食べ物(柿やお茶など)は控えましょう。タンニンは腸の粘膜に特殊な膜を作り、ぜん動運動を抑制してしまう作用があります。またお肉も腸内で悪玉菌を増やし、ガスを増やす働きをします。
自分勝手に判断はできません。あれ?と思ったら一度お医者様にご相談されると良いでしょう。
十分な睡眠+白米を玄米に だけで管理人は8つ全部行わなくてもほぼ便秘解消しています。
自分のタイプを見極めてできるところから始めてみましょう!