岸和田だんじり祭り2014日程!本物のだんじり野郎を見に行こう
だんじり祭りと言えば、大きなおみこしが
ものすごいスピードで引きまわされ、
角にある民家が頻繁に壊れる ほどの
日本を代表するほどの 激しいお祭り です。
神輿(みこし)とは似て非なるもの・・・
神社のお祭りで「わっしょいっ」と担ぐのは神輿ですが、
あれは輿(こし)に神様が乗られていて、
それを氏子が担いで、村を練り歩くものです。
対して神様が乗られていないのがだんじり
よって人間が乗っても良いのだそうです。
人出は毎年55万人以上です。
曳行コースという「だんじり」の通過ルートでは
昼間は「剛速球で走る」のですが、
夜は「静かに移動する」のがだんじり祭りです。
2014年の岸和田だんじり祭りの日程
2014年 平成26年度祭礼曳行日程
9月祭礼曳行日程
試験曳き
9月7日(日曜日)
午後2時~午後4時
9月12日(金曜日)
午後2時~午後4時
宵宮
9月13日(土曜日)
午前6時~午後10時
6:00~7:30 曳出し
9:30~11:30 午前曳行
13:00~17:00 パレード・午後曳行
19:00~22:00 灯入れ曳行
本宮
9月14日(日曜日)
9:00~12:30 宮入り
13:00~17:00 午後曳行
19:00~22:00 灯入れ曳行
午前9時過ぎから「やりまわし」
祭のハイライトがあります。
10月祭礼曳行日程
試験曳き
10月5日(日曜日)
午後1時~午後5時
宵宮
10月11日(土曜日)
午前6時~午後10時
本宮
10月12日(日曜日)
午前7時~午後10時
桟敷観覧席:桟敷観覧席の販売は7月初旬より販売予定
問い合わせ
岸和田だんじり祭観光協会(R)
岸和田市小松里町2076番地 和泉会館
電話:072-441-4199
FAX:072-441-8682
※電話でのお問合せは、平日の10:00~17:00まで。
FAXは24時間受け付け。
だんじり祭り 事故集
だんじりの事故を集めた動画もアクセスを集めています。
ゴツンとかぶつかられた家の方は修繕費は?
みんなが危ない、でも止められない!止めたくない!だんじり祭りには「だんじり保険」なるものがある
そうです。
また実行委員会が弁償するという説もあります。まぁルートの家の人も覚悟の上のお祭りでしょう・・・
また、だんじりの曳き手さん達の保険は町ごとで加入できる保険が違うのか?
だんじり団体傷害保険 町負担
死亡1,000万円
入院3,500円
通院1,500円 が保障金額とか・・・
同じ参加者でも補償額が違ったりと、
いろいろ難しいようです。
ちなみに・・・
元野球選手の清原和博氏は岸和田の出身です。
さすが番長;(^∇^)″
見る人も覚悟のだんじり
過去、見物客を巻き込んだ事故もあったとか・・・
行事をスムーズにするために
ゴミを道路に捨てない(滑るからかも?)
傘をさしての見物は非常に危険です
(レインコート、カッパ等を御持参ください)
禁煙
車での御来場は御遠慮ください。
電車でお越しの際は、蛸地蔵駅or和泉大宮駅
を御利用ください。
道路を広く開けて下さい
(だんじり通過の際、約二倍の幅が必要)
となっていますが、現場ではまず警官よりも・・・
ハッピを着ている人の指示誘導に従う
・・・ようにしてください。
警官は他所から応援で来ている人員が多いため事情を分かっているのはお祭り委員会の人達です。
初心者におすすめのやりまわしが見れる場所
場所
岸和田港交差点、岸和田カンカンベイサイドモール前
通称「カンカン場」
↓
その左側「船津橋」
その下「らんかん橋」
カンカン場右の「北町」交差点
その下「菊右衛門橋」(通称:武部)
時間は
土曜朝5時半~
「曳き出し」というスタート時間で
空気が貼りつめて凄いぐらいとのことです。
日曜16時~
各町最後のやりまわしに向けて、これまた空気が張り詰めて来ます
宮入を見物されるのであれば、岸和田城近辺よりは岸和田駅横の天満宮の方が、まだ見物しやすいと思われます。
だんじり全体を見やすいところから観覧するのには適しますが臨場感を体感するなら、路上での見物の
方がいいと思いますただかなり暑く疲れます。
公式マップの曳行ルートはあくまで全体図で必ずだんじりが通過する訳ではありません。
特に15日朝や16日午後は
「カンカン場」⇒「小門・貝源」と
呼ばれる交差点での曳行に集中しがちです。
数をみたいのであれば
カンカン場
小門・貝源(若連本部前)~大阪側に向う
北町交差点
あたりでの観覧がお勧めエリア。
その他
岸和田駅前交差点~高速です。
岸和田駅周辺商店街~南海岸和田駅に向かい進行
紀州街道~クランクですので左右2回のやりまわし
こなから坂~坂を一気に駆け上るやりまわし
岸和田だんじり祭り 見どころ「やりまわし」とは
元禄16年(1703年)岸和田藩主岡部長泰公が五穀豊穣祈願で始まったお祭りです。
「やりまわし」は昭和の時代から行われるようになったそうです。
「やりまわし」とは・・・
だんじり(地車)前方に100mほどの綱をつけ400~1000人規模で地元の町を猛烈に疾走します。
そして速度に乗っただんじりを方向転換させるのが「やりまわし」です。
やりまわさなくてもルートの民家にゴツンゴツン当たるのがだんじりです。
「ひぇーこわーいい」「すごーいぃ回ったぁあ」「ギャーっ大変なことにぃー!」などなど
ハラハラドキドキするこの「やりまわし」が人を引き付けてしまうのです。
けんか祭りの異名を持つ岸和田だんじり祭りですが
実は曳き手の人たちは、この日のために6・7月頃から毎日走り込みなどで体力づくりしているとも・・・。
事故なく安全に大真面目にやっているけんか祭りなのです。
だんじりの曳き手は総勢500人?
型式や曳行されている地域によっても異なりますが岸和田型地車では、高さ3m75㎝、重さ4tと
言われております。
それを剛速球で惹き回すので400~1000人と地域により差はある様ですが大所帯です。
曳行時の担当役回り 図解
鳴り物
大太鼓、小太鼓、笛、鉦を担当
綱先・綱中
だんじり曳き手。先頭を綱先、中ほどを綱中
綱元
だんじりに一番近い曳き手で最も危険なポジションやりまわし(方向転換)の時に綱中の力をだんじりに伝える。
前梃子
コマの回転面と地車の間にヒノキ材の梃子を差し込みだんじりを制御する「ハンドルのような役目」
やりまわしの時だんじりを曲がりやすくするのは非常に危険な役のため熟練を要する。
呼吸が大事なので親友又は従兄弟同士が多い
大工方
だんじりの大屋根や小屋根で団扇を手に華麗に踊り
ながら前方が見えない後梃子に進行方向を指示する
パフォーマー兼後部への連絡係
後梃子
だんじりの舵取り梃子で長さ約3.5メートル
大工方の合図により左右の綱を引き肩で押すなどで
だんじりの向きを変える
タカリ・セミ
平側に乗車、遠心力に対応し左右に移動ブレーキ担当者が必要に応じてブレーキを踏む。
やりまわしする男性たちは男気いっぱいな方々なのでしょうが気合だけでは事故が起きるだんじりです;
綱元の人のロープには手をかける輪がついており万が一転んでも、だんじりに轢かれないように
引きずられております(その方が安全)
また、超危険なので細心の注意を払い禁酒している者も多いのだそうです。
軍師官兵衛とたんじり祭り
芸人、小籔千豊さん(大阪出身)が「すべらない話」で車の中で話題を独占し仕切っている人その様子を・・・
『まるで岸和田のだんじりの上で踊るように だんじりの動きを指示し、我が物顔で踊っている』様子の人を
「だんじり野郎」 と称したそうです。
だんじりの彫物に歴女も興奮?
だんじりの彫物は江戸時代は政治批判や織田家豊臣家に関連する題材は規制があったのですが明治に入り、自由な題材を選べるようになりました。
地元大阪の太閤びいきから「太閤記」や「難波戦記」「忠臣蔵」などが取り上げられる様になりました。
明治には「日本神話」「太平記」も登場。
その中でも注目は現在放送中のNHK大河ドラマ【軍師官兵衛】(岡田准一君)の養子として育てられた。
「後藤又兵衛」(塚本高史)もだんじりに「後藤又兵衛の勇戦」として彫られています。
官兵衛の死後官兵衛の息子、黒田長政と険悪になり
脱藩し浪人に・・・実力はあるので得意の3mの槍を磨き続けて7年後、秀吉の死後勃発した「大坂の陣」に
スカウトされ指揮官として活躍し大阪に貢献したそうです。
多くの地車に大坂の陣にちなんだ彫物が施されているそうで、ひきまわしだけじゃなく数々の彫物に注目して
見るのも楽しいです。
お祭りは、事前の知識でより楽しくなる