キュウリの食べ方!苦手克服レシピとは?
苦手食材の克服・・・キュウリ 編
実はキュウリは「世界一栄養が無い野菜」
・・としてギネスブックに登録される
ブラックな名誉を背負っている野菜です。
ですが日常生活でキュウリは、あらゆる料理の色どりとして参上してます。
「栄養のない殆ど水分の癖にイロイロ顔出しすぎ! 」
・・などとと、言われるほどポピュラー野菜です。
苦手な理由を打ち消すには?(嫌いの理由)
そんな嫌いな人には「消えても誰も困らない」と存在否定されるキュウリの嫌いなところは
「歯ごたえ」が嫌い
「青臭い」
「虫の味がする…?」(カメムシを潰したような匂いと味)
「えぐみ」
「苦み」
「水っぽい」
また「きゅうりとメロンとスイカって同系統だよな」
・・という意見もあり
キュウリ嫌いな人は瓜科全般が苦手な人もいては・・・
メロン → 匂いがダメ、なので生ハムメロンはNG
すいか → 匂いと味がダメ、カブトムシの気持ちが分からない
うり → 匂いと味がダメ、が奈良漬は許す
冬瓜 → 味がダメ、中華のスープが怖い
ヘチマ → 匂いがダメです、ヘチマのタワシで身体を洗うとカブレそう
と一網打尽に散々な言われ様なのです;
好きになれるカモ?美味しいキュウリの選び方
ギネスからお墨付きの栄養の無さを指摘されるキュウリですが、栄養というより薬効がスゴイのです。
むくみ 食欲増進 血圧降下 美肌 やけど
あせも、脱毛予防、利尿作用、癌予防
きゅうりのしぼり汁は外用薬、(脂性の肌の方に)化粧水として使えます。日焼けのあとに用いると効果的。
基本夏野菜ですから体の熱を取り除く効果もあり、取り入れ方では体にとっても良い野菜なのです。
そんな、美味しいキュウリの見分け方とは?
きゅうりの旬:6月~8月
(秋から初春にかけては、ハウスでの栽培)
・表面に張り(硬さ)とつやがあり緑色が濃いもの
・トゲの鋭いもの…トゲは鋭いほうが新鮮。
・太すぎず細すぎず…でかくなりすぎると苦味が出るので。
・斑のないもの
・花が咲くほうがとがっていないもの
※収穫初期の春頃はよくとがっている・
収穫後半の秋頃はいぼは小さく薄くなっている。
先太りしているものは歯ざわりが悪い事もあります。
太さが不均一の場合、風味・歯ごたえが悪い、
また、空洞の部分が入っている事が多い。
キュウリの表皮についた白い粉は「ブルーム」という保護物質で元気なきゅうりの証拠で「ブルームキュウリ」として売られるところもあります。
嫌いな特徴を打破する切り方・アレンジ「干し野菜」術
キュウリはそもそも味のない野菜で、その歯応え歯触り食感を楽しむ野菜ですが昔の料理人は芸術面だけじゃなく「少しでも味をいきわたらせたい」思いから芸術的な切り方を開発したのかも?と思いました。
酢の物など蛇腹きりなどで味が浸透しやすくなる気がします。
飾り切り、木の葉きゅうり、きゅうり松、きゅうり折れ松葉、より
またきゅうりの青臭さは「真ん中の種」を取ると大分違います。縦半分に切り、小スプーンで上から下にこそぎ取ります。
リンゴの芯抜き機
また一時期流行った「干し野菜」というのはいかがでしょう?
「ピクルスやシバ漬け、Qちゃんは大丈夫あそこまで行ったら、もはやきゅうりじゃありませんね。」
とキュウリの加工食品はもはやキュウリとすら認めてもらえない位置づけです。
ですがキュウリの美味しさを引き出しながら嫌われる特徴を打ち消す「干し野菜」作戦はいかがでしょう?
キュウリも干すことができます。しかも本当に甘い!キュウリの本当の味を感じられ炒めるとコリっと香ばしい!
青臭さゼロ!どころかメイプルシロップの残り香のような香り焼くと焦げ目がおいしく中はジューシー。
まろやかな味の変化にズッキーニも顔負けの洗練食材に!と、おい●んぼで絶賛された様な高評価!
キュウリ嫌いさんの見る目も変わります。
【干し方】
1~1.5cm幅の輪切りにして、数時間~2日。
表面がしんなりしてきたらOK。冷蔵庫で3~4日保存可。
乾燥すると表面が白っぽくなります。
【ポイント】
・日あたりがよく風通しのよいところがベスト
・重ならないよう等間隔に並べる(外干しが気になる場合は、
日当たりのいい出窓でもOK)
・干し時間 半干しなら3時間~半日。
しっかり乾燥させる場合は1~2日。
干し加減を見つつ時間を調整。
日光がピークになる10時~15時がベストタイム。
※乾燥後の保存期間は半干しなら1週間程度。
しっかり干した場合は1ヵ月程度保存が可能。
表面が乾くまで2~3時間陰干しにする。
キュウリは干し野菜初心者にはお勧めです
色んな料理に使えます!
キュウリ 「そんな調理法があったのか!」・・まとめ(レシピ)
ここでは、キュウリ嫌いにおすすめの4つのレシピをお伝えいたします。
干しキュウリの斬新なうまさ「干しキュウリとツナのニンニク炒め」
色んな料理に使えますが、一例を。
材料(2人分)
干しきゅうり(輪切り) 1.5~2本分
ツナ(缶詰) 40g
にんにく 1/4片
油 適量
塩 少々
しょう油 適量
酢 少々
黒こしょう 適量
1、つぶしたにんにくを温めたフライパンで油で香りが出るまで炒める
2、にんにくから香りがしてきたら取り出し、きゅうりを焼く
3、きゅうりの両面に焼き目がついたら、ツナを入れ炒める。
4、ツナが香ばしくなってきたら、塩で調味をする。
5、しょう油で香りづけをし、酢を入れて火を消す。
6、黒こしょうをたっぷりかける。
キュウリの独特の臭いは消え、ニンニクや醤油の香ばしい香りが
食欲をそそります。
ニオイが嫌いなら「種抜き・キュウリスティック」
中央のタネの部分を取るとだいぶ食べやすくなる
料理レシピ
材 料(2人分)
キュウリ2本
スプーン1本orリンゴの芯抜き機
1、キュウリを縦半分に切る
2、スプーンを立て、中央のタネをほじり取る
3、お好きな長さ、太さに切って出来上がり
中央のタネがないと、水っぽくなくなり
触感も美味しいです*^^*
味付けでごまかす「キュウリとたまごサラダ」
タルタルソースよりのたまごサラダ
材 料(2人分)
卵1個
きゅうり1本
塩ひとつまみ
マヨネーズ大匙2
粉チーズ大匙1
黒コショウ少々
1、ゆで卵を作る(固ゆで)
2、きゅうりをスライサーで輪切りに。
塩を一つまみ10分以上放置。
3、②の水が出てきたら、ギュっと絞りお水にくぐらせ塩気を抜く。
キッチンペーパーでしっかり 水気を切る。
4、ボウルにカラをむいた卵を入れ、フォークで好みの粗さまでつぶす。
マヨネーズ・粉チーズを加え、和える。
5、④にきゅうりを追加、しっかり混ざったところで、黒コショ・・・・
味をごまかして、きゅうりに塩をかけ粉チーズもたっぷりと入れ徐々に慣れさせる。
意外なうまさ!「キュウリのスープ」
どんな料理にも合う定番中華風スープ。キュウリが良い食感です。
材料 ( 2 人分 )
キュウリ・1/2本
ニンジン・1/4本
ワカメ(干し)・小さじ1.5
<スープ>
固形スープの素・1個
水・350ml
酒・大さじ1.5
塩コショウ・少々
ゴマ油・適量
1、キュウリは縦半分に切り、さらに幅5mmの斜め切り ニンジンは皮をむき、キュウリに合わせて切る。ワカメは水で柔らかくもどし、水気を絞る。長い場合はザク切りにする。
2、鍋に<スープ>の材料を入れて強火にかけ、固形チキンスープの素が溶けたらニンジンを加え、再び煮たったらキュウリを加える。
3、塩コショウで味を調えてゴマ油をたらし、最後にワカメを入れ
スープの素はお好みでコンソメや中華なんでもいいです。溶き卵やハム、ソーセージなど具はお好みで!
・激ウマ!キュウリ入りカレー
ズボラで具がなかったのでついでに入れたキュウリが激うまだったカレーです
材料:いつものお家カレー+キュウリ
つくり方:いつものカレーのつくり方にキュウリを入れて煮込んで完成
キュウリは水分ばかりの野菜ですがカレー味のジュワっとした汁が出てくるのが超激ウマでおすすめです。
他にも・・・
「だし」キュウリ、ナス、ミョウガ、シソ(大葉)、オクラを細かく刻んで醤油に浸したもの(郷土料理)
ご飯やそうめんにかけて。香味があり原型が見えにくいので比較的食べやすい
・塩もみをして水分を絞り、タレで工夫をする。
塩もみをしたあと、水にさらして水けを絞るのがコツ。
あとは、甘酢やトマトケチャップ入りマヨネーズなどで和えてトマトや卵と一緒にスープにしても美味しい。
・芯をくり抜き、チーズを入れる。
きゅうりの中心の種の部分の食感も嫌がられるポイントです。
中心に包丁で切り込みを正方形に入れ、箸で押して種の部分を抜き、チーズを入れます。
干し野菜・カレーはぜひチャレンジしてみて下さい。
キュウリの見る目が変わります。