RSウィルス赤ちゃんの症状【大特集】後遺症は?
RS(呼吸器合胞体)ウィルスは、大人の場合なら鼻風邪ぐらいの軽い症状ですむことが多いものです。
しかし・・・
乳幼児が感染すると重い肺炎になることもある恐ろしいウィルスです。
RSウイルスは、子どもの約70%が1歳までにかかり、2歳までにはほぼ100%がかかるウイルスです。とくに冬のかぜ症候群の中では主要な原因となっているもので、発熱と咳が主症状です。
RSウィルスに赤ちゃん赤ちゃんが感染するとどうなる?
RSウィルス主に呼吸器に影響を及ぼすウイルスです。
そのためこのウィルスに感染すると、風邪と似たような症状になりますが、気管支炎や肺炎に向かう可能性が高くそればかりか早産の赤ちゃんや、心臓や肺に病気がある赤ちゃんの場合、より重症化しやすいのです。
中でも、早産児や慢性肺疾患にかかっていた乳児、先天性心疾患のある乳児では重症化することがあり、命にかかわることもあります。
しかも・・・
赤ちゃんがRSウィルスにやられると、本当に苦しそうは症状を表します。
「見ている私まで呼吸困難になりそうなくらいでした」
・・と、ご家族が振り返るほど、かわいそうな症状を伴うのです。
日本では近年、5年間で年平均31・4人も死亡しているウィルスです。
感染は、接触感染のほか、飛沫感染つまり空気感染もしまいます。
感染力は強く、0歳で半数が、1歳では大半の赤ちゃんが経験。
とくに兄弟がいると家庭内で感染するリスクが高いと考えられます。潜伏期間2-8日(主に3-4日)を経て発症、発熱、咳、くしゃみ、鼻水といった風邪の諸症状を表します。
大人の症状が軽い場合でも、親が自身の鼻水などに触れた手で赤ちゃんに触ると感染するおそれがあるため、赤ちゃんのいるお宅ではマスクをするなど感染予防の意識が大切です。
このように、多くは、風邪の症状で治まりますが、3-4割は重症化し、入院が必要な状態になる赤ちゃんもいる恐ろしい病です。
大人の場合に病院の薬代を安くする方法があります!
以前、病院の薬代を毎回1000円程度安くする知恵を掲載しました。ほとんどの病気の薬代にいえることなので、この機会に学んでおくとよいでしょう。意外に知らない驚きの知識です!私はとてもショックを受けた医療の制度でした・・・
下記のページの後半に掲載してあります。
⇒ 痛風の治療薬!副作用は?新薬でも1000円得する裏ワザ
RSウィルス対策として予防接種ができる事実を知ろう!
本来、大変高価で10万円近くするものですが、この有効な予防薬を保険適用で接種できます。副作用はほとんど報告されていない点も嬉しいです。
さらに他のワクチンも平行して接種可能です。よって、赤ちゃんに接種しない手はありません。
主に秋から冬に流行するRSウイルスの感染によって引き起こされる、呼吸器の病気を予防する注射薬です。
「パリビズマブ」という薬品ですが、これは遺伝子組み換えによってつくられた抗体ではありますが、RSウイルスの表面にある抗原部位に特異的に結合する性質をもち、RSウイルスがヒトの細胞に侵入するのを防ぐことによって病気を予防する構造です。
※遺伝子組み換えによって作られた抗体である点を懸念する人もいるでしょう。しかし、これはRSウイルスがヒトに感染すると体内でつくられる抗体と同じもので、米国や日本国内の臨床試験で安全性と有効性が確認されています。
RSウイルスに有効な薬はなく、根本的な治療薬がないために予防薬としてシナジスが開発されたわけです。
薬の性質として、注射された抗体の持続が短いために毎月筋肉内注射することになります。
筋肉内注射はひと昔前には筋肉の拘縮症などを起こして社会問題になったこともありますが、現在はかなり改善され、専門医が注射すれば合併症はまず問題ありません。
RSウィルスには予防接種の道が選べる時代