嫁入り道具には何を?【損をしない】ための予備知識
嫁入り道具は時間差購入すべき・・・
という考え方があります。
これは、勇み足で無駄なものを買い揃えないために結婚してしばらくしてから、お祝いを指定して購入するというものです。
また、嫁入り道具をタンスの肥やしにしない為には購入前に、以下で紹介する点を意識すべきです。
家具…家族構成の変化、住居スペースの変化を考慮する
マンションなどクローゼット付きの住居ならタンスが邪魔になることも
家電は10年前後で買い替えの時期を考慮する
「家電の平均耐久年数」も計算して購入できたらかなり優秀な奥さんになれるでしょう、ちなみに家電の寿命とは?
・冷蔵庫(10~15年)
・洗濯機(ドラム式2500~3500回使用で8年前後)
・エアコン(平均13年)
・掃除機(7,5年)
・電子レンジ(約10年)
一度にそろえると買い替えも一時に集中することも;
買い替えの時期も視野に入れた購入も得策です。
また、メーカー保証よりも購入した家電店オリジナルの保険に入りこまめにメンテナンスをして長く使う方法も一考でしょう。
着物を着る機会、利用頻度を考慮する
葬儀などで家紋入りの喪服(着物)は昨今では
「両家両親と自分の家族以外では着用しない人」
の方が多いのが現状です。
また、洋服の喪服も年代に見合ったデザインが良いとされ20,30,40代…と買い換えるのが望ましいとされています。
また、ブラックフォーマルは春の新入学前にセールが行われる事もあります。
「新生活は全て自分たちで準備する」という方でもなにも一気に全て揃えない、お互い持ち寄って使うなどで節約し、結婚後少しずつ買い直して行く方が本当に必要なものをじっくり選べるかもしれません。
嫁入り道具は「持っていて価値が上がるもの」にするのが得
消耗品や管理に手間暇がかかるのに利用頻度が少ない【定期貯金の通帳、保険、ジュエリー】などはおすすめ!
つまり、これらのお金や貴金属は・・・
「場所を取らない」
「金の高騰や少しの金利でも価値が上がる」
と、あっても邪魔にならないどころか価値が上がるので結婚の安心材料になります。
また結婚を機に保険の新規加入または変更・追加を行うカップルも多いようです。
よく古い時代設定のドラマなんかで
「質草に奥さんが着物を入れる」
なんてシーンもありましたから、時代は変われど万が一生活に困窮した時の虎の子と言えます。
昔の人が冠婚葬祭のシーンに合わせた着物類がソレなら今は通帳や換金できるジュエリーなのもうなずけます。
結婚は、家族みんなで節税対策?
名古屋の嫁入り道具の寿トラックを見る光景も少なくなってきたそうですが、一説によるとあれは
「お金持ちの節税対策」だった、という話もあります。
例えば・・・
披露宴見積もり金額のその範囲で資金援助→○
1,000万円で好きに式を挙げて、余ったら貯金→×
現金での贈与「贈与税」がかかりますから「嫁入り道具」
という現物にする知恵です。
子や孫の結婚資金は、扶養義務者が「社会通念上の範囲内」であれば、生活費・教育費と言えないまでも差し障りのないものと解されています。
現物なら贈与税が課税されないという税法を利用した巧みな節税対策ということです。
また夫婦どちらかが会社員なら12月31日までに結婚すれば結婚した年から控除を受けられ38万得する配偶者控除を利用する手もあります。
配偶者控除
配偶者の収入(年間103万円以下)で自分の所得金額から38万円を控除できる制度
配偶者特別控除
配偶者の収入(103万~140万未満)の場合自分の所得から3万円~38万円を控除
安倍晋三首相が3月に配偶者控除の見直し検討を示唆していますので、将来的には法律改正されるかもしれませんが、結婚後「少し主婦・主夫になりたい」「独立するので最初は援助してもらいたい」方はお急ぎを!
逆に個人事業主ならば配偶者に給料を支払うことで節税できます。
(ただし配偶者の業務従事期間がその年の6か月以上)
結婚式や新生活の準備は嬉しいけど、とても大変、ストレスがたまってマリッジブルーなんてよくある話です。金銭感覚を統一させておくのは夫婦円満の重要項目です。
「夫婦初めての共同作業」はその辺の感覚を話会える関係づくりからかもしれません。
結婚も嫁入り道具の購入も「勇み足」には要注意!