自己啓発本おすすめランキング【+著者】
このページにたどり着いた「あなた」は、向上心のある人です。
自己啓発本を読んでみよう!という心理状態にある今のあなたは、人生全体の中で、エネルギーに満ちた時期の人です。それと同時に、悩みの多い時期でもあり、エネルギーの注ぎ方がわからず困惑している状態なのではないでしょうか?
そのような時期に読んだ本は 後々必ず人生に影響をあたえます!
本を読んだ直後は、効果が実感できないかもしれませんが「読んだあなた」と「読んでいないあなた」では「考え方の方向」や「微妙な判断」に さまざまな違い がでます。
今回は、そのような貴重な時を生きる「今のあなた」に喜んでいただけるであろう自己啓発本を、ランキング形式でご紹介いたします。
自己啓発本の定義は、人によって微妙に異なるため、人によっては「ビジネス本」のジャンルのものや、各種の「ハウツー本」、さらには「スピリチュアル系」の分野にすら分類されるものもあるはずです。
よってこちらでは、やや幅を持たせた考え方で「人を前向きにするための本」「行動を促す本」という広い意味で広く捉え、ランキングに反映させていただきました。
自己啓発のジャンルは、本を読んでしばらくはやる気が出るのですが、その後やる気も失速してしまうものです。そのため再学習をしやすくする朗読版が存在する書籍については、朗読版もご紹介するように配慮いたしました。
また「私には類書の中でそれが好き」という意味でランクインした本の周辺には、世間では同等程度に評価の高い類書も存在します。そのため同等に評価の高い類書があるものに関してはそちらの類書も掲載いたしました。好き嫌いや個人的な合う合わないの違いにすぎないと考えたからです。
稲盛和夫氏や、野村克也氏関連の本の中には、啓発書としてもベスト10入り必至の良書がありますが、どちらかというと「仕事の着眼系」のジャンルであるため、そちらのジャンルでおすすめ本をまとめる際、掲載することといたします。よって、こちらのページでは掲載しておりません。
さらに、名著を書かれる方の多くは、複数の作品を世に送り出されていることが多いため、どれか1冊とは絞り込めない著者については、本のタイトルではなく「○○○○関連本」というように著者名を記載いたしました。つまり、私にとって「その著者の思考パターンをすべて学ぶべき」と判断したものです。
自己啓発本おすすめの本&著者ランキング
著者のについては、読んだ本の冊数も考慮して掲載しました。よって「○○関連本」ではなく本のタイトルが単独でランクインしているものは、その本一冊のパワーがそれだけ大きかったものになります。
10位・・『巨富を築く13の条件』ナポレオン・ヒル
ナポレオン・ヒルといえば『思考は現実化する』が代表作といえるかもしれませんが、その中から特に経済的に豊かになるためのノウハウに絞ってコンパクトにまとめたものが本書。
私の場合、たまたまこちらの「13の条件」を先に読んだことと、コンパクトに要点がまとめられている点が自分にあっていたために「13の条件」をランキングに掲載させていただきました。
『巨富を築く13の条件』は全文読み上げの朗読版も、2,160円で販売されています。
私の感覚としては、同等程度の位置づけの自己啓発書にあたるものとして、コヴィー博士の『7つの習慣』や、リチャード・H・モリタ氏の『マイ・ゴール』などが存在します。これらは名著といわれるものなので、読書好きであれば当然ながら全冊必読。あとは読者との相性のよい本を軸に決めればよいでしょう。
本の値段とほぼ同じ値段で『7つの習慣』も全文読み上げの朗読版も販売されています。
また、個人的には、ロバート・H・シュラー博士の『あなたは思いどおりの人になれる』や、アール・ナイチンゲール氏の『人間は自分が考えているような人間になる!!』、シュワルツ氏の『大きく考えることの魔術新訂版』も同等の位置づけの良書と捉えています。
9位・・斎藤一人関連本
上に掲載した本は、斎藤氏の著作ではありませんが、斎藤一人氏の関連本の中では群を抜いている良書です。斎藤氏は「スリムドカン!」などの健康関連商品を販売する、銀座まるかんの社長さんであり、納税の長者番付が発表されていたころは、10年連続でベスト10に入っていたほどのビジネスの大成功者です。
ご自身もかなりの本を執筆されていますが、お弟子さんたちもたくさんの本を書かれており、その多くがベストセラーとなっています。関連著作の多くはすべて、まるで村の長老が、若者を諭すかのように平易な文体で書かれており、アメリカやヨーロッパの啓発本にはない日本人の心に入りやすい内容である点が、人気の秘密です。
斎藤氏は、執筆の他、講演活動にも積極的であり、講演の多くはYouTubeにアップされています。
書籍の多くは、このように語ったものを原稿起こししたような内容であり、とても分かりやすいものです。
『斎藤一人の道は開ける』朗読版
8位・・『マーフィー100の成功法則』大島淳一
※文庫版も知的生き方文庫より発売されていますが、はじめに出された産能大出版のそれの「挿絵」がとてもこの本の内容にマッチしているため、上に画像を掲載した能大出版のものをおすすめいたします。
人によっては、スピリチュアル系のジャンルに置く方もいるかもしれませんが「心に描くことの不思議な力」を信じれるようになる本です。
著者は、大島淳一の名になっていますが、実は上智大学の名誉教授でもある渡部昇一氏の若かりしころのペンネームです。そうとは知らずに当時読んだ際、とてもフィーリングが合うのを感じたのは、やはり渡部氏の文章と内容が素晴らしかったからにほかなりません。
また、この本のタイトルでる「マーフィー」は、ジョセフ・マーフィーという、自己暗示や潜在意識の活用法の大家ですが、本書は著者である大島(渡部)氏が、留学先の書店で偶然発見したマーフィーの著書に感銘を受け、マーフィーの理論を広く日本に広めたいと、学者である身分に傷がつかないよう、当時ペンネームで執筆したものです。
後年、マーフィーが日本で大ブームになったこともあり、渡部氏は著者であることをカミングアウトしたという経緯がありますが、渡部氏ほどの大学者をも感激させた潜在意識の活用法は、多くの人に同じような発見と感激を与えることでしょう(私もそうでした)。
渡部氏はのちに、読書人生の中で特に影響を受けた著者の一人としてマーフィーの名を挙げているほどです。マーフィー自身の執筆した本としては『眠りながら成功する』(文庫版は上下巻に分冊)が代表作になります。
マーケッターの神田昌典氏や、経済コメンテーターの勝間和代氏をはじめ、ビジネスの第一線で活躍する人の中にも「読んでおくべき推薦本」としてこのタイトルを掲げる人が多くいる名著です。有益な自己暗示のノウハウ本と捉えて読むのもよいでしょう。
また、このジャンルの本の名著としては、ほかにアランの『原因と結果の法則』や、アトキンソンの『引き寄せの法則』があります。どちらも読みましたが、どれも言っていることは同じなのだと思いますので、あとは表現の好き嫌い、合う会わないで心にスーッと入ってきた本を再読していけばよいと思います。
『原因と結果の法則』『引き寄せの法則』朗読版
さらに近年、アメリカで「原因と結果の法則」や「引き寄せの法則」にハリウッド的な演出を加えた『ザ・シークレット』という作品もベストセラーになり、映像化もされました。
私が思うに、このジャンルは脳の深いところで物事の因果関係を意識させることで、潜在意識的に情報を組み合わせる方向性を改善する方法として役立つものかもしれません。
7位・・『学問のすすめ』福沢諭吉
あまりにも有名なため、バカにして読まなかった自分が恥ずかしく思えたほど強力な名作。まさに日本人ならぜひ読んでおきたい啓発本としておすすめできる一冊です。
当時の日本でベストセラーであることは知ってはいたものの、これが100年も昔に書かれた本なのかと思えるほど、内容が現代的で、しかも説得力がとても強いのです!
ほかの啓発本と違う点は「自分を超えた何かに目覚める可能性が高い」点です。多くの自己啓発書は『今の「自分」を何とかしたい・・』という視点で読むものですが、実はその視点では、突き動かされるような衝動に駆り立てられることは少ないものです。
しかし、人間は自分を超えた「何か」に目覚めたとき「動かないでいる自分に不快感さえ覚えるようになる」のです。タイトルこそ「学問のすすめ」とありますが、読了後はむしろ「学問しないことの損」「行動しない愚かさ」に気づく一冊といえます。
『学問のすすめ(現代語訳版)』朗読版
6位・・『菜根譚』洪自誠
書かれた中国より、なぜか日本での読者の方が多いといわれている人生訓の名著。内容は、人たるの道を説く儒教、のんびり自足する思想を説く道教、悩める心の救済となる禅、この三つの教えを渾然一体としたような魅力をたたえた古典。
さまざまな出版社から日本語訳が解説とともに出版されていますが、守屋洋の訳書が秀逸。読みやすさを重視するのであれば、1つ1つが1ページ完結で中国語の原文などはすっ飛ばしてある、こちらの祐木亜子訳がおすすめ。
『菜根譚』朗読版
また、このタイプの本が合う人には、斉藤一斉の『言志四録』も愛読書になるでしょう。
西郷隆盛が流刑に処せられた際、この内容の書かれた紙片を持参したとされる日本人にとって、自分を見失いための「心のありかた」を記した名著です。
『言志四録』朗読版
5位・・マーヴィン・トケイヤー関連本
日本におけるユダヤ本の第一人者がこちら、マービン・トケイヤー氏であり、その著書のいずれもが5000年の歴史に裏打ちされた大いなる知恵を授けてくれる良書。知恵の発見が人を行動に駆り立てることを発見できるでしょう。
著者表記が「マーヴィン・トケイヤー」あるいは「M・トケイヤー」または「ラビ・M・トケイヤー」など、さまざまな記載のされ方があるので、ネット検索の際は、翻訳を担当している「加瀬英明」(別のペンネームとして助川明としても活躍)で検索をした方が、たくさんのトケイヤー本がヒットするはずです。また、翻訳者の加瀬英明氏の本の多くは、日本人に自信をあたえてくれる良書が多く、おすすめです。
4位・・『わが息子よ、君はどう生きるか』チェスター・フィールド
こちらは、私にとって アクションを起こすための啓発ではなく「生活を整えることへの啓発」といえる位置づけの本。3位の2冊と合わせ何度もの読み返しています。発見した際は「生活の指針」を手に入れたような感激で、自分にとっての生き方の経典を手に入れたような嬉しさがありました。
3位・・『人を動かす』『道は開ける』デール・カーネギー
啓発本というよりは正しくは「人を理解し対人関係をスムーズにするための本」と「悩みの解決法」についての最大の名著というべき位置づけですが、私が最も繰り返し読んだ本であり、さまざまな啓発本を読む際のベースにもなる重要な本ということで、ここに掲載させていただきました。朗読版が出た際も即購入したのですが、この朗読版がまた「大当り!」ナレーターの声と内容が特にマッチしている完成度の極めて高い作品となっています。世界中で愛される名著中の名著。
こちらのページで、2冊の朗読版サンプル音声を「一節づつ」まるまる聞くことができます。
⇒ 朗読版サンプルページ
『人を動かす』
◇PART1 人を動かす三原則 | 『道は開ける』
訳者まえがき |
2位・・竹村健一関連本
日本に歴代評論家ランキングというものがあるのであれば、日本の評論家史上、総合1位ぶっちぎりの最強評論家がこの竹村健一先生です。そのテリトリーは評論家活動にとどまらず多彩なものであり、竹村氏を数行で説明せよというは土台無理。その見識の広さ深さから同時代の政治団体や多くのビジネスマンから具体的なアドバイスを求められ続けていきた、博識にして超のつくほどの多忙な仕事量をこなしてきた人物。
ゆえに、その著書も的を射たアドバイスの山であり、現代人が読んでも得るものがとても多い。むしろ、読み手が少なくなった今だからこそ、読めば希少価値的な情報が得られる著書が多いのではないだろうか。
掲げた本は、竹村氏関連の本のなかで最も好きな啓発本。訳本ながら竹村テイストとマッチした一品。「これは!」と啓発される内容。
1位・・中谷彰宏関連本
固定観念を打ち破る「指摘の山」中谷彰宏 本!
固定観念による「思考の足かせ」を、鋭い一文で一瞬にしてほどいてくれる「指摘の天才」それが 中谷彰宏 大明神!いわば、読者に多角的な視点を手に入れさせ「思考の幅」ひいては「人生の幅」を広げてくれる本を、延々書き続けてくださる著者。
1000冊もの本を書かれている、超人作家中谷彰宏氏。もちろん読者も多いわけですが、中谷先生に影響を受けて、啓発系の作家になられた方も多いという先生の先生的存在。千田琢哉氏もその一人。中谷氏の『昨日までの自分に別れを告げる』を読んだことがきっかけで読書に目覚め、自身も作家になられたそうです。着眼も文体構成も中谷氏に似ていますので、中谷彰宏ファンには嬉しい存在です。
私もかれこれ500冊ぐらいは読んでいるんじゃないかと思える、ありがたい著者。あまりにも多くの本を書かれているため、代表作を決めるのは不可能。
そこで「一歩踏み出せずにいる人」に即効性のある本は?と考え「スピード○○」シリーズの中から一冊掲載してみました。どの本も読んでる途中から「何かしなくては!」という気持ちにさせてもらえるシリーズです。
中谷氏の本の特徴は、コピーライターとして養った「刺さる文章」である点。
中谷氏の本を読んでいると、つくづく「文章は書くものではなく刺すものなのだ」と気づかせてくれます。そういう意味では、どの本も「文章術のお手本」としての意味も持つため、一石二鳥の読書が楽しめます。
多くの本の構成が、タイトル、中身、まとめ、のスタイルであり、2ページからせいぜい4、5ページでまとめられているため、電車通勤者にはことのほか嬉しい構成です。そのため、読書が苦手な人が「読書の習慣を身につけたい」という場合に、真っ先におすすめしたい著者です。
PHPから、中谷氏の文庫版が多数出版されています。PHPの文庫は紙が薄いつくりのため、持ち歩くのにとても便利です。
また、中谷氏は本の他、数年前から対談音声も積極的にリリースされています。ホームページでは、各タイトルの「音声サンプル」が聞けるのですが、そのサンプルが サンプルとは思えないほどの長時間。さすが稼いでいる著者だけあって太っ腹なサービスです(^∇^)″
本の影響力は、その本を読んだ「あなた」の今の知識や経験知、置かれた立場などによって当然変わってきます。その人にプラスの影響を及ぼす「読むべきベストの本」は、タイミングがとても重要であり、同じ本であっても、タイミングが合わなければ、その人にとっての名著にはなりえません。
心の琴線に触れる本と出合えた人は幸いです。その瞬間から人生に光が差すからです。本にはそれだけの力があります。
そのような本に巡り合うためにはどうすればよいでしょうか?それは 読書を習慣にすること です。それ以外にありません。よく「時間がなくて本が読めない」という人がいます。そのような人には、中谷彰宏氏の次の箴言が心に刺さるのではないでしょうか・・
いつもそばに本を置こう!