敬老の日プレゼントはいつから?喜ぶものと【注意点】
毎年、9月の第3月曜日は敬老の日
この日から1週間は敬老週刊 なのだそうです。
そもそも敬老の日の由来は
多年にわたり社会につくしてきた老人を
「敬愛し、長寿を祝う日」
・・・として制定された国民の祝日。
これからも元気で、健康でいてほしい気持ちを伝える日なのですが・・・
関係性や年齢によっては敬老のくくりが分かりにくいのも事実です。
敬老は一体、何歳から敬老なのか?
どういう風にお祝いすればいいのか?
考察していきます。
こんな場合、敬老の日祝っていいの?
例えば・・・
・・・このケースの場合、義父にも義母にも私ならかしこまってのプレゼントはしません。
アイデアとしては、年齢ではなく・・・
「敬老の日」=「父母の日」
というイメージで接すればいいのです!
ちなみに世界保健機構(WHO)の高齢者の定義は65歳以上
65~74歳を 前期高齢者
75~84歳を 後期高齢者
85歳以上を 末期高齢者 といいます。
ふた昔前なら60超えたら定年して立派なシルバー扱いだったのでしょうが、今は現役の人も多いでしょう。
それに我々も含め多くの人は、30歳代くらいから・・・
実年齢と自覚年齢が乖離(かいり)していく傾向
・・・にあるのです。
もちろん高齢者も
「10歳や20歳くらいは若い気分で暮らしています」
健康食やアンチエイジング、美魔女ブームがありましたがそれも実年齢に抗いたい心理の流行なのでしょう。
個人差はあるでしょうが、祝う対象の方をよく見極め
「年寄り扱いされるのを嫌う」
「現役感を維持したい気持ちでいる」
「シニア、シルバーと言われたくない」
傾向を感じるのでしたら、敬老の日を祝うというより「年長者に感謝する」ライトな感覚で老人週間中に食事など共にしたり電話をする程度でも良いのかもしれません。
また孫がいるかどうかでも大きな差が出ます。保育園や幼稚園などで祖父母の絵を書いたりするケースもありえますので。
もらってうれしくないプレゼントとは?
あるアンケートでは・・・
帽子~ 帽子をかぶる習慣が無いのに
本、時計~ 目が悪いから見えないし
お菓子~ (糖尿病)とかで食事制限されてるのに
サイズ、趣味の合わない服~これ着れないし
花束、鉢植えの花~花好きじゃないし、メンドクサイ
などの回答がありました。
要は・・・
「趣味じゃない、使いこなせない、メンドクサイ」モノは困る
・・・と言う事です。
逆に「喜ばれたプレゼント」は?のアンケートでは・・・
2 花
3 孫に関するもの
4 お菓子
5 家族旅行
以下、感謝の言葉、洋服、商品券・ギフト券・現金、名産グルメ、服飾小物などがありました。
テレビ、パソコン(ネット)、旅行、ウォーキング新聞・雑誌・読書、友人との交際、食べ歩き、ラジオ、買い物などで、好きに使える小遣いも月3,4万ほどあるそうです。
「スゴイ贅沢はしないけど、そこそこ満足」なので
当然ながら「相手のニーズに合うもの」
・・・が結局一番喜ばれる品物になります。
敬老の日プレゼントは、モノより思い出?
贈る側もいつかは贈られる側になる訳で・・・
「疲れやすくなった」「体力が落ちた」「体が痛い」
・・・などとそのうち口にするようになるのでしょう。
ですが、体が痛くても
高齢者は「今日から自分は年寄り」という訳でもなく
徐々に高齢者になるのです。
また、真面目に働いてきた現在の高齢者の多くはお金にも時間にも不自由なく、知恵も経験も豊富、
判断力も向上心も十分に持つ人々です。
と言う事は、最終的に満たされたいのは
「物質より精神面」になります。
そのため、特別とびっきりの思い出でなくとも・・・

・・・なんて言うのはいかがでしょうか?
例えば・・・
よくテレビを見ているお年寄りは芸能人に詳しい
→「芸能人の出るイベントやお芝居、講演会」に誘う
あまりテレビで見ないような芸能人や著名人の人はよく地方巡業しています。
例) マギー司朗、林家木久扇、おぼんこぼん、ヨネスケ松井一代、生島ヒロシ、藤田弓子、三浦雄一郎などなど
綾小路きみまろさんなんかは常に人気です。
誘っても「おっくうがる」
プレゼントしても「反応が薄い」
ならそれこそ本格的な老化です。
心が保守的になって、新しい事について行けなくなって来ているのですから。
そうなればそれまでの「思い出話」につき合う事も温かい気持ちで家族みんなで囲んであげる事が、敬老の日の感謝の姿勢につながるようです。
一番贈って間違いないプレゼントとは「優しい気持ち」ということでしょう。
相手の自覚年齢を考慮し「物より精神」的プレゼントを優先する