猫の花粉症?症状と治療法【動画あり】

春先になると、毎年気になるのが花粉症。

花がムズムズ、目もシバシバ…どうにも辛い季節です。

そんな花粉症ですが、実は猫にもある事が分かってきました。

もし春先に猫が皮膚を痒がったり、外耳炎が起きたりくしゃみや目やに、涙を流していたら・・・

ひょっとして 「花粉症じゃないの?」 と心配してしまいます。

次の動画のようなこんな状態なら・・・

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猫の花粉症と症状

実は猫の花粉症の場合、主な症状は「皮膚症状」です。

「皮膚に赤みがあり痒がり、かきむしってしまう」様な状態でアレルギーや皮膚疾患と同じような状態になります

他にもくしゃみ目やに、といった風邪のような症状がでます。

dora

スギ花粉のほか、ヒノキやブタクサ、カモガヤやアシなど、さまざまな種類の花粉で、猫にも花粉症が発症します。

花粉症は季節性のある症状ですので、花粉の飛ぶ2月~5,6月までのようです

「発熱が無く元気だけど症状はある」ならそのような花粉症の可能性が考えられるのです。

しかし、病院では猫のアレルギー検査は困難で、
花粉症であると断定できることはまずない
ということです。

つまり・・・

猫が花粉症になると病院で断定はできない

.
・・・という、極めてやっかいで、あいまいな状態に置かれるのです!

検査は血液検査、皮内反応など人のアレルギー検査と同じです。

確信的にアレルギーを疑った場合しか、検査を勧められないかもしれません。
 

猫の花粉症の治療法

現在の医学では、人間の花粉症ですら完全に治す薬はありません。人間の場合、症状を軽くするために、症状の種類や重さによって飲み薬や点鼻薬が使われます。

ましてや動物の場合、解明されていない点が多く、費用の点からも、根本的な治療というより、対症療法をとるとになります。

つまり、花粉症の対応というものではなく、そのような症状に対処する薬で症状に対応することになります。

鼻水が出たり結膜炎になると、エリザベスカラーをしたり、抗生剤使ったりと花粉症以外の治療も必要になりますので
早めの対策が大切です。

ステロイド剤

ステロイドは副腎皮質ホルモンといって長期間の使用で自分の副腎がなまけてしまい、 自分ではステロイドを作らなくなってしまいます。

そうするとステロイドを止めづらくなるデメリットもあります。

季節性アレルギー疾患の場合「その季節だけ」と考えられ、比較的ステロイドが使用しやすい病気ですがリスクがある事は理解した上での使用となります。

減感作療法

「減感作療法」とはその患者さんのアレルゲン(花粉症)をほんの少しずつ体内に入れ、徐々に増やしていくことでそれに対する過敏な反応を減らしていこうという治療法です。

この治療方法は「時間・費用・労力」がかかる為「重度で痒み止めなどの内服薬」が効かない場合の手段として実施されるようです。

基本的にはある期間(1ヵ月ぐらい)抗原の量を増やしながら何日かおきに体に投与し、その後投与する間隔を伸ばしていきます。

最終的には20日おきに1回ぐらいの投与にもっていって、それを1、2年続け、 可能であればそれで終了となります。

多くは終了後1年ぐらいで再発するそうで、季節性のないハウスダストマイトなどの抗原に対しては、1ヵ月に1回の投与を一生涯続ける例も少なくないようです。

この投与間隔は手法によりそれぞれ異なるようですが、いずれにしても長い治療期間を必要とします。また、 強い副作用があらわれることもありますし、一時的に症状がひどくなることもあります。

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花粉症対策

人間のように猫にマスクをつける事も出来ませんから飼い主さんが猫のいる「室内環境」を整える事が必要になります。

①頻繁に掃除機をかける
②空気清浄機や加湿器などで花粉が飛ばない環境を整える③シャンプー・ブラッシング等のケアを気をこまめにする④症状が出た場合は早めに病院

.
花粉症のコントロールは内服薬で行うことを選択する人が多いでしょう。減感作療法まで取り組み人は少ないようです。けれど、体のためにどちらがいいかと問われたら、本来的にはステロイド剤を長期にわたって飲み続けるよりは、減感作療法のほうがいいと答える医師も多いようです。

花粉症の猫の場合基本的には「花粉に触れない」のが一番の対策ですので飼い主さんの気使いが最も大切。

猫は「予防」という意識を持てません・・・


猫にも花粉症があり、飼主は予防に努めなければならない

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